VOL 97|階段・框
短パンバリ?=単板貼り
2008.10.09作業時間
料金
タンパンバリ”を変換すると、”短パンバリ”になり何のことだかわかりません。これは”単板を貼る”ことを意味します。単板とは和室の白木の表面に貼ってある厚さ0.5ミリくらいの板のことです。
ご存知の通り今の白木は無垢の材木などはほとんど無く、反りを少なくするため集成材の上に薄くスライスしたヒノキや米ツガ等の単板が貼ってあります。工事中に白木が汚れたり傷付いたりしないように養生するのですが、説明のように表面の単板は貼り付けてあるだけなので思っているより弱く、粘着力の強いテープで養生するとはがす時に単板もはがれてしまいます。そうなってしまうと補修は難しく表面にさらに薄い0.3ミリくらいの単板を貼り直すしかありません。
この時写真の様に敷居がL字留めになっていると、1本だけ傷付いていても両方とも貼り直さなくてはなりません。留めの部分が段違いになるからです。写真の場合はL字の敷居の両方が9尺(270センチ)あるのと、レールが2本ずつ入っているのとで結構な手間がかかり1人工強の作業料+材料代でした。養生の方法を間違うと高い代償を払うことになります。ヽ(≧~≦)丿
-
同カテゴリーの
前の記事 -
同カテゴリーの
次の記事